窓から外を見ていると、大島行きのフェリーボートがゆっくりと後退して岸を離れ、やがて南に向きを変え、たちまちのうちに視界から消えていった。
今日も暇であろうから岩波新書を2冊用意してきた。と思っていたら電話が鳴った。「ちょっと相談したいことがある」と相談室の所在地を確認された。