時間と距離の相対論的認識について

                         平成15年9月

 

相対性理論を理解する前提として、まず従来のいわゆる古典物理学の理論、特に力学の基本を理解しておかなければならない。

一、古典的物理法則について(ニュートンの物理法則)

T、時間と距離の関係

 従来の物理法則においては、時間と距離は相互に干渉することなく、厳然として別個に測定され、また変化していくものと考えられていた。距離が測定された時間によって影響を受けたり、時間が距離により乃至測定する立場により変化するということはあり得なかったのである。

 すなわち、

1、或時刻より或時刻までの時間は何ぴとにも一様に流れる。
2、同時刻に起きた事件間の距離は何ぴとにも一定である
3、時間と空間は互いに干渉しない

U、速度について

1、運動とは他の物体を基準とした相対的位置変更現象であり、速度とは位置変更に要する時間の割合であること。
2、速度の合成法則について
 
3、波動の速度について

V、相対性原理について

1、いろいろな物理法則の例
 
2、ガリレオの相対性原理
3、加速度系での相対性原理

W、従来の宇宙構造について

1、天動説は捨てられ、地動説が採られている。
2、宇宙中心の重構造
3、中心に行くに従い物質密度を増し、芯はものすごい超密度か。
4、現実の世界は相対性原理と整合しない

二、疑問点の発生

T、まず、光の性質について

1、光粒子説
2、光波動説

U、光の速度について

1、光の速度の対象は何か

V、地球の移動速度について

1、絶対静止系の探求
2、マイケルソン・モーレイの実験
3、実験のもたらした難問
4、相対性理論の態度
5、相対性理論の基本原則

 

三、相対性理論の構築

T、相対性理論

1、理論の内容
 
2、ガリレイ変換よりローレンツ変換へ
 

U、不思議なことが発生

1、事例検討

V、検討すべき事項

1、時間についての検討
2、宇宙構造の検討
3、即時伝達方法の否定

 

四、時間についての検討

T、時間の測定

1、身の回りから基準を採用してきた
2、一様に流れているか

 

五、時間についての検討

1、時間の相対性
2、距離の相対性

W、時間と距離の本質

1、時間は絶対基準たる光の時間軸へ投影された変化量
2、距離は絶対基準たる光の距離軸へ投影された変化量
3、時間と距離は表裏の関係にある

 

六、一般的相対性

T、問題の所在

1、重力理論と特殊相対性理論との整合性がとれない。
2、全ての物理法則を全ての基準系に適用させるべし

U、問題の解決

1、加速度と重力の等価原理
             光の質量が0なのに重力で曲がる。

 

V、宇宙構造の理解

1、丸い宇宙観念